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執筆者の写真森谷 貴晴

コロナウイルスと大阪のライブハウス

”音楽スクールのブログにこんな事書くなよと”言われるかもしれませんが、連日報道があります、コロナウイルスの感染源として袋叩きにあっている、ライブハウスとお客さんの流れについて、書きたいと思います。


現地のライブハウスに知人がいるとかではなく、特に擁護するつもりもありません。

ただメディアを見ていると、不快感しかなく、書かずにいられなくなりました。














はじめに、私はライブハウスで音響の経験があるのと、小規模なライブハウスの仕組みに理解があるという事を先にお話した上で進めていきます。


1.濃厚接触者の動き

ライブハウスが袋叩きにあっている事は悲しいです。しかし濃厚接触の1現場としては受け止める必要があると思います。行政等からも警戒告知もありましたように、メディアにもやはりピックアップされてしまいますよね。


今回のポイントは、お客さんの動向です。着目する箇所は大枠ですが


1.客層は30代〜50代?

2.遠方から泊りがけで来た方もいる可能性がある。


大枠のポイントはこの2点かなと思います。


出演者にも違いはありますが、仕事の休みをライブに当てるお客さんは、ライブをはしごしてる方も多くいらっしゃいます。


ライブを見て、ホテルに泊まり、翌日違うライブハウスに行って、違う出演者のライブを見て、夜行バスで帰宅!なんてよくある話です。


なのでライブ会場以外にも、濃厚接触の現場はあるわけです。基本的にはアクティブです。

すべてライブハウスが悪いような情報の載せ方はいかがなものかと思います。



2.メディアについて

TVメディアの特性として、自局に無くて、他局にある情報などには過剰反応する傾向があります。今回はライブハウスにスポットがたまたま当たっただけと受け止めたいですが、なんなのでしょう?

この異常風景。単純にもっと根本の感染ルートを追えてないから、こんなに目立つだけなのでしょうか?


後追いの情報ほど、過剰に掲載してるように感じるTV番組。愚痴を言うミュージシャンの気持ちもなんとなく分かります。




3.音楽、ライブのあり方について

今回の件で、ライブやイベントの動き方、在り方というのは少し変わるのかなと思います。

オンラインレッスンを提供してるせいか、テレワーク等は大賛成ですし、採算の取り方も色々あるわけです。もちろん、僕もプライベート、仕事問わずにライブに行く事はありますが、やっぱり実際に行った方が楽しい訳です。


今後はそのライブとオンライン上のバランス感をとる事が大切になるでしょう。


ミュージックスクールを運営していると、”気軽に楽しみたい!”という方から、”プロになりたい!”という方もいらっしゃいます。


今回の件を受け、今後は生徒さんのアウトプット(ライブや配信など発表の場)や、社会に対して、我々がどう在るべきか、考えさせられる一件となりました。






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