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現代的な不登校とは?【夢中になれる事の重要性】

  • 執筆者の写真: 森谷 貴晴
    森谷 貴晴
  • 2021年10月30日
  • 読了時間: 4分

更新日:6 日前


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こんにちは!Next Lead Music Schoolの森谷です。

我々は英会話×ボイトレ作詞作曲DTMフルート等のオンラインレッスンを提供しているミュージックスクールです。


本日は表題の通り「不登校」についてお話ししたいと思います。


日々、保護者の方からお子さんに関するご相談を受ける中で感じたことを、少しでも共有できればと思い書き残す事にしました。



1.現代的な不登校

教室

オンラインでレッスンを行っていると、本当にさまざまな生徒さんと出会います。

プロを目指す方、趣味で音楽を楽しみたい方、自分の世界を作品として発信したい方。みんな違う夢やペースを持っています。


最近では、小学生や中高生の受講も増え、保護者の方から進路や将来に関する相談をいただく機会も多くなりました。その中で特に「不登校」という悩みが増えつつあります。


その中で感じたのは「学校に行けない=止まっている」ではないということです。


通信制高校やオンライン教育が広まり、「学ぶスタイル」は多様化しました。

学校という枠組みの外でも、人はしっかり成長しています。むしろ「不登校」という言葉が、今の時代にあっていないのかもしれません。



2.SNSコミュニティー

コミュニティー

現代の子どもたちは、現実世界と並行して「SNS」というもう一つの社会を生きています。そこには、リアルとは違う自分を表現できる場があり、共感してくれる仲間がいます。


例えば私の生徒の中には、直接褒めるよりもSNSで投稿をシェアしたりコメントをした方が嬉しそうに反応する子がいます。


SNS上での「評価」や「つながり」が、自己肯定感に直結するのです。


もちろん、SNSは諸刃の剣でもあります。ですが現代の子どもたちは「現実とネットを行き来しながら」自分の居場所を模索しているのだと感じます。


親世代には少し理解しづらい世界かもしれませんが、その中で得た成功体験や共感が、現実での一歩を踏み出すきっかけになることもあります。


ある大学生は、不登校だった時期にSNSで投資や経済の情報に触れ、AIを活用しながら独学で株式投資を学びました。彼は「SNSが自分の世界を広げてくれた」と話していました。そうした“出会い”が、学びや成長に繋がるのです。


いずれにせよ、他人や社会との関わりは何かしらの形で持つ必要がありそうです。



3.親や大人の応援

DTM機材

子どもたちがSNSで何をしているのか、全てを把握するのは難しいでしょう。だからこそ、まずは「夢中になっていることを肯定する」ことから始めてほしいと思います。


それがゲームであっても、動画であっても構いません。「そんなことばかりして」と否定するよりも、「それ、どんなところが面白いの?」と聞いてあげるだけで、子どもの表情は変わります。もちろんそれは勉強であっても同様です。


私の親族にも、ゲームの世界大会で記録を出したにも関わらず、親に認めてもらえず苦しんでいる子がいます。でも、私と会う時には生き生きとゲームの話をしてくれます。そこには「自分を受け止めてもらえる場」がある安心感があります。


子どもは、日常の中で出会う大人によって未来が変わります。

学校の先生、親、そして私たちのような第三者。どんな立場の人でも、「あなたの夢中を応援したい」と伝えることで、世界を少しずつ変えられると思うのです。



4.私が意識していること


私自身も、ただ言葉で励ますだけでなく、子どもたちと同じ目線で関われるような活動を意識しています。その一つが、動画企画「独りオーケストラ」です。


誰もいないホールで、生徒がアレンジしたオーケストラ音源に合わせて指揮をするという、少し変わった企画です。「面白い大人がいる」と思ってもらえたらいい。そして、音楽や表現を通じて、「自分も何かできるかもしれない」と感じてもらえたら、それだけで嬉しいのです。


時には引かれてしまうこともありますが(笑)、それでも、初めてお話しした際に子どもたちとの距離が近づく瞬間があります。心と心が通じた時の笑顔ほど、嬉しいものはありません。



5.まとめ&あとがき

不登校の子どもたちは、決して止まっているわけではありません。ただ、自分のペースで歩いているだけです。その歩みを止めないために必要なのは、誰かに評価されることよりも、**「これが好き」「もっとやってみたい」**という気持ちです。


夢中になれることがある人は強いです。その情熱が、やがて学びや仕事、人生にも繋がっていきます。


私たちNext Lead Music Schoolは、音楽という形でそのきっかけを作る場所でありたいと思っています。もちろん音楽でなくても構いません。もし何かに夢中になれる瞬間があるなら、それを大切にしてほしいなと思います。


Next Lead Music School / 森谷


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