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【LANDR RePitch】定番のピッチ修正プラグインを解説!ElementsとStandardの違いも比較

  • 執筆者の写真: 中川雄太
    中川雄太
  • 9月30日
  • 読了時間: 5分

こんにちは!ミキシングやマスタリングのオンラインレッスンを提供している、

Next Lead Music School講師の中川です。


今回はLANDRのピッチ修正プラグイン「RePitch」のご案内です。

DAWでボーカルエディットをする際の基本的な手順と、廉価グレードのElementsと通常グレードであるStandardの違いも解説していきます。


※本記事はLANDR社のプロモーションを含みます。



【LANDR RePitchとは?】


LANDR RePitchの公式解説動画(英語)


LANDR RePitchとは、ボーカルを素早く簡単にチューニングできる補正ソフトです。主にDAW上で起動し、補正しても自然に聞こえるボーカルを得るために必要な機能が揃っています。


▼こんな人にオススメ!

LANDR RePitchは、次のような方にオススメしたいプラグインです。


  • 録音したボーカルをエディットしたい方

  • これからミックスに挑戦したい方

  • MIX師を目指している方

  • 自然な仕上がりを目指している人

  • エディットの作業スピードを重視する人 

  • コスパの良いピッチ&タイミング修正ソフトを探している人


具体的に何がオススメなのか?

以下で使い方やメリットを交えながら解説していきます!



【LANDR RePitchの主な機能・使い方】

LANDR RePitchの主な機能と使い方を見ていきましょう!

今回使用するDAWはProtoolsです。


1.ボーカルを録音したトラックにLANDR RePitchを起動

ProTools
ProToolsでRePitchを起動

エディットしたいトラックにプラグインをインサートし、Pitch Shiftから「RePitch」を起動します。


2.エディットするオーディオデータをCapture

LANDR RePitch
RePitchにボーカルを読み込み

Captureをクリックし、Stopの表示に変われば読み込み準備OKです。

そのままDAWを再生してエディットする部分を再生しましょう。


3.読み込み完了後、いよいよエディット開始!

LANDR RePitch
音程が可視化

ピッチ・タイミング・音量など、基本的なエディットは大体可能です。

音程が見やすい表示と、音量が見やすい表示で切換えが可能なのは嬉しいポイントです!


歌唱データが可視化できるので、自身の歌を客観視できるのも魅力です。


LANDR RePitch
音量調整も可能

操作感や表示の滑らかさもGoodです。

プラグイン画面のサイズ調整や、表示している部分の拡大・縮小も簡単に行えます。


4.ピッチの自動修正機能もオススメ!

LANDR RePitch
初心者には嬉しい自動修正機能が搭載

あらかじめ全体に一括で自動ピッチ修正をかけることができます。

これらを使って全体を自動修正した後に細かい部分を手動でエディットしていく方法も効率的です。


LANDR RePitch
大まかな設定で時短に繋がる

楽曲のキーに合わせるのはもちろん、マクロ機能で修正の度合いまで調整できます。

本プラグインの大きな特徴の一つであるエディット後の自然さが感じられます。



【RePitchでエディットした音源】

今回はピッチセンターを100%に振り切った設定にしてみました。

他のソフトでこれだけ強く修正をかけると不自然になることがありますが、非常にナチュラルな仕上がりに驚きました。是非音源を聴き比べてみてください。


▼エディット無し

Audio cover
[RePitch]Vo_NoEdit

▼100%ピッチセンター

Audio cover
[RePitch]Vo_Edited


【ElementsとStandardを比較】

2つのバージョンを比較したグラフです。

公式サイトから主なポイントを一部を引用させてもらいました。


Elements

Standard

ドローツール (手書きピッチ修正)

-

レベル表示 (音量調整用の表示)

-

シェイパーツール

-

ズームジョイン

-

ワープポイントツール

-

フォルマントシフト

-

シンクロリンク機能

-

選ぶ際特にポイントとなりそうな点は「ドローツール」「レベル表示」だと思いました。

ボーカルエディットに慣れていくと欲しいような機能が「Elements」になかったりするので、個人的には「Standard」を強くオススメします。



【LANDR RePitchのメリット・特徴】

一通り使用したところで感じたメリットや特徴、オススメポイントを解説していきます!


▼滑らかな操作感

既に解説しましたが、再生時の画面の動きやエディット時の波形の動き、ピッチを変更した時の反応速度など全体的に滑らかで使い心地が良いです。

他の有名ピッチ修正ソフトを度々使用する機会があるのですが、「RePitch」と比べると少々カクついた挙動になっている印象です。


▼ナチュラルなボーカルに仕上げるには最適

普段は「Melodyne」を使用することが多いのですが、ピッチをエディットした際に感じる「修正されている感」「ケロケロ感」が「RePitch」では少なく、より自然な処理で綺麗に聞こえました。ミックス初心者の方から上級者にもオススメしたいです!


Next Lead Music Schoolの生徒さんに推奨していく方向で考えています。



【LANDR RePitchのデメリット・気になる点】

メリットの反面、少し気になる点もありました。

今後改善してもらいたい部分としてピックアップします。


▼日本語の表記に対応していない

LANDR RePitch User Guide
ユーザーガイド

これが1番の課題です!英語が苦手な方には操作を覚えるのに時間がかかるかもしれませんね。日本人は英語を使用する機会が少ないように感じるので、ローカライズされていないと導入の障壁になるかもしれません。


もちろんマニュアルも英語です・・・。一度使い慣れればなんてことはないはずですが、やはり慣れ親しんだ言語での表記が今後追加されると良いなと思いました。


▼音量の自動修正機能も欲しい

ピッチだけでなく音量も自動で揃えてくれる機能があればより嬉しいですね。

完成度が高いプラグインなだけに今後のアップデートに期待です!



【購入方法】

LANDRのRePitch Elements版は「LANDER Studio」というサブスクの契約でも使用可能です。下記のリンクからサブスク契約いただくと20%の割引が適用されます。

※セール時はセール価格が適用されます。

※Standard版を含めた買い切りや、単品でサブスク契約をご希望の方はこちらからご購入いただけます。




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